うさぎを長生きさせたい、平均寿命が気になる、どんなのが病気の症状なの?家でできる健康診断の方法は?などを解説してきたいます。
うさぎの平均寿命は7〜8歳
昔は5歳前後と言われていましたが、うさぎに関する飼育の知識が広まり、うさぎの生活環境が改善されて長生きするようになりました。
しっかり面倒を見てあげれば長生きします。正しい知識を学びましょう。
正しい飼い方は常に進化していきます。この記事をただ鵜呑みにせず、しっかりと動物病院の先生にきいたり、発行日が最新のうさぎの飼い方の本などを参考にしていきましょう。
人間の年齢とうさぎの年齢の対比表
にんげん | うさぎ |
2歳 | 1ヶ月 |
5歳 | 2ヶ月 |
7歳 | 3ヶ月 |
13歳 | 6ヶ月 |
20歳 | 1年 |
28歳 | 2年 |
36歳 | 3年 |
44歳 | 4年 |
52歳 | 5年 |
60歳 | 6年 |
68歳 | 7年 |
76歳 | 8年 |
84歳 | 9年 |
92歳 | 10年 |
うさぎの7歳は人間で言うところの68歳定年退職後といった感じですね。10歳を超えると90歳と超高齢です。こまめにブラッシングなどをしていると、みためは家にきたときと同じにみえ、ついつい昔のままの接し方をしがちです。
うさぎさんは骨が弱く、うさぎキックをした際に骨折することもあります。年をとったら、骨折にも注意してあげてください。
うさぎが1歳までにやってあげたいこと
メスだったら、かならず避妊手術をしてあげてください。80%ぐらいの確率で子宮がんになります。
オスだったら、無理に去勢手術をしなくても大丈夫です。麻酔のリスクなどもありますし、太りやすくなります。もちろん精巣にかんする病気リスクもありますので、このあたりはご近所にある動物病院の先生としっかり話し合って決めてください。
1歳になるまではこまめに体重をはかり、健康診断に連れて行ってあげてください。まだ体が成熟しきっていないので、ちょっとした病気で亡くなってしまいます。
エサのペレットも子供用の成長期のものを選択しましょう
うさぎの1歳〜4歳ぐらいは青年期元気いっぱい
この年令はとっても活発でやんちゃで遊んでほしい運動したい!という年齢です。ストレスをためさせないように、しっかり、ケージからだして部屋んぽをさせてあげましょう。
ジャンプ力も高く、好奇心旺盛でペットサークルを飛び越えてしまったり、いろいろなものを齧ってしまいます。部屋んぽ中は目を離さないようにしましょう。
元気で遊びすぎて過労で疲れてしまうこともあるので、部屋んぽもほどほどにしましょう。
4歳後半になると病気リスクが高くなります。普段健康なうさぎさんも一度は全身の精密検査を受けておきたいところです。
エサはチモシーを中心に大人向けのものに切り替えましょう。
4歳〜7歳は高齢期寝ている時間も増える
この年になると、寝ている時間も増え、子供の頃のように活発に運動をしなくなります。あんなに元気だったのに・・あんなに凶暴だったのに・・・こんなに甘えてくる。といった性格も穏やかになってきます。
体調を壊しやすくなるので、湿度や温度管理はしっかりやってください。
エサのペレットもシニア用に飼えていきましょう。
7歳以降は超高齢期いろんな病気が出てきます
鼻が詰まったり、目やにが多くなったり、涙が増えたり、いろんな症状が出てきます。見た目は元気でもやっぱり年です。こまめに病院に連れて行ってあげましょう。
足腰も弱くなり、バランス感も悪くなります。カーブを曲がるときによろけて転んだり・・・・
とにかくいっぱい撫でてあげてください。そばにいてあげてください。うさぎさんが一番大好きなのはあなたです。
うさぎが病気かどうかチェックする家でできること
家で毎日できるうさぎの健康チェック。どのようにやるのかいくつかご紹介していきます。
うさぎのうんちのサイズと量をチェック
一番わかりやすい、うんちのサイズと量を毎日チェック。うっ滞といってうさぎの胃腸のつまりなどを確認する事ができます。
うんちがいつもより一回り小さい、うんちの量が少ない、うんちをほとんどしていない。などチェックしてみてください。
うんちが数珠状になっている場合は、毛づくろいの際に自分の毛を飲み込んでしまっています。そのままだと、便が出なくなり最悪手術などが必要になります。早めに病院についれていきましょう。
パパイヤのサプリなどが効果的と言われています。
うんちが柔らかい盲腸便か下痢気味
柔らかいうんちでぶどうのように小さい粒の集まりのうんちの場合は、盲腸便と言って、うさぎさんはそれを食べます。盲腸便は非常に栄養価が高いんです。そのためそれを食べて栄養を吸収するんですよね。
普通のサイズで水っぽかったら下痢です。キャベツなどの野菜やりんごなどの水分が多い果物をあげすぎです。病院についれていきましょう。
くしゃみをするスナッフルといい鼻風邪かもしれません
人間も病気じゃないときにもくしゃみをするので、一概には病気と言えません。うさぎさんのばあいは、チモシーやペレットの粉が鼻に入ってくしゃみが出ます。
ただし、1日になんどもくしゃみをし続ける、全く止まる気配がない。その場合は鼻風邪やアレルギーかもしれませんので病院に連れて行ってあげてください。
ずっと口をもぐもぐさせている歯の不整合か虫歯
口をずっともぐもぐさせている場合は、歯のかみ合わせが悪くなっていて、不整合を起こしているかもしれません。まずは抱っこをして、口の中を覗いて前歯を確認してください。噛み合っていなければ直ぐに病院に行って歯をカットしてあげてください。
前歯に何もなければ、虫歯なのかもしれません。
不整合の場合定期的に歯をカットしにいかなければなりません。
急に餌を食べなくなった
さまざまな理由が考えられます。
- 腸にガスが溜まっている
- 虫歯で食べ物を噛むと痛いので食べない
- ストレスで食欲がない
とにかくすぐに病院についれていってあげましょう。
目ヤニ涙が多いドライアイや結膜炎に鼻涙管閉塞
目やにや涙が多い場合は、ドライアイや結膜炎、他に考えられるのは、鼻涙管という部分が詰まって、目から鼻に流れていく涙の管がつまってしまっているため、目に逆流して涙が出てしまうということが考えれられます。
目の周りが濡れていたり、赤っぽくなっていたら病院についれていってあげましょう。
うさぎの体に粒のような腫瘍がある
良性の腫瘍や悪性の腫瘍かはわからないので、しっかり病院でチェックしてもらいましょう。うさぎのからだは毛で覆われているので、なかなか気が付きにくいので、定期的に全身くまなくさわってあげてください。
ブラッシングのついでに体全身を定期的にチェック
家でできるのは日々のトイレチェックと全身のブラッシングの際に足の裏をチェックしたり、口をチェック、ストレスで毛を自分でいないかなども確認できます。
体重を測ることもできます。日々一緒に遊んであげるときに、さり気なく、ウサギさんの前進を確認してあげましょう。